近年、手軽な副収入として注目される「ママ活」。
ママ活アプリでやり取りをした後、出費を抑えるため、LINEでのやり取りに移行することがあります。
一方で、LINEを悪用した詐欺被害も増えています。
「最初は普通のやり取りだったのに、途中から怪しいサイトに誘導された」
「会う約束をしたら高額な保証金を要求された」
「やたら個人情報を聞き出そうとされた」
など、被害者の声が相次いでいます。
このページでは、実際の被害事例やよくある手口をわかりやすく紹介し、安心・安全にママ活を行うために知っておくべきポイントや対策方法を具体的に解説します。

このページの筆者
西尾湊太
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ママ活のLINE詐欺によくある手口
ママ活でLINEに注意が必要な理由は、ママ活詐欺に遭う可能性が高いからです。
騙されないように、注意すべきママ活危険な詐欺手口を解説します。
利用者が多く集まるワクワクメールやJメールなど大手のママ活アプリなら、次のメリットがあります。
✅ アプリ内でやりとりできるから個人情報を守れる
✅ 本人確認があるため、詐欺目的のアカウントを排除しやすい
✅ 万が一トラブルが起きた場合は運営サポートに頼れる
LINE交換は信頼できる人か確かめてからやりましょう。
投資やマルチ商法への勧誘
LINEのメッセージで、投資やマルチ商法などの儲け話があると、勧誘されることがあります。
ママ活で誘ってくるのはお金持ちの女性なので、本当に儲かりそうに思うかもしれませんが、実際は詐欺なので、騙されないように注意してください。
相手は本物のセレブ女性ではなく、お金持ちのフリをしているニセモノです。
他にも儲るからなどと、サイトへ登録するように誘ってくる場合もあります。
もちろん有料悪質サイトなので、お金をムダにするだけです。
LINE IDなどの情報収集
LINE IDや学校名、住所などの情報収集が目的の詐欺もあります。
個人情報を教えてしまうと、ママ活とは関係ない悪用をされるから注意してください。
連絡するためだと言われても、ママ活では最低限の情報だけでやり取りすること。
教えてしまうと、上記マルチ商法の勧誘や訪問販売などが急増する危険が。
架空請求のリスクも高まるので、不必要に個人情報を教えることはやめてください。
恥ずかしい写真などを送らせて恐喝
LINEのやり取り内容によっては、恐喝もあるので注意してください。
欲求不満、寂しいからなど、裸の写真を送ってと言われることがあります。
恥ずかしい写真を送ってしまうと、拡散するぞなどと、お金を脅し取られることに。
普通の顔写真でさえ、他の詐欺アカウントで悪用される可能性があります。
LINEでは気軽に写真のやり取りが出来ますが、他人に見られて困る内容を送るのは危険です。
美人局(つつもたせ)
ホテルに誘われて喜んでいると、怖い男にお金を脅し取られることがあるので注意してください。
逃げようとしても、暴行を受けて被害が大きくなることもあり危険です。
LINE ID掲示板などでママ活女性を見つけても、ほぼニセモノだと思ってください。
さらにLINEで大人の関係に誘ってくるのは、怪しい相手だけなので本気にしないことが大切です。
詐欺業者がLINEを利用する理由
ママ活にLINEを使うと危険なのは、たくさんの詐欺業者が利用しているからです。
そこでなぜ詐欺師はLINEを利用するのか理由を解説します。
LINEをママ活に使う危険性をしっかりと確認してください。
若い男子の利用が多く騙しやすい
LINEを詐欺業者が利用するのは、騙しやすい若い男子が多いからです。
人生経験が少ない大学生ほど、ママ活をするときにLINEを使おうとします。
普通なら詐欺だと分かりそうなことでも、簡単に信じるので騙すのが簡単なんです。
若いからこそ、自信家タイプが多いのもポイント。
都合が良すぎる話なのに、自分が魅力的だからだと疑いません。
LINEは騙しやすい若い男子が多いため、詐欺業者の多い連絡方法なんです。
無料で使えるためLINE交換をしやすい
LINEのメリットの一つが、無料で使えることですよね。
無料の気軽さから怪しむことが少なく、LINE交換をしやすいのがポイント。
ママ活アプリはメッセージ送信が有料なので、送る内容をよく考えて厳選します。
でも無料だと深く考えずに連絡してしまい、騙すのに必要な情報まで簡単に教えてしまうんです。
効率的に騙しやすいターゲットの連絡先が集まるため、詐欺業者には魅力しかありません。
LINEは効率的にお金をだまし取れる方法だから、詐欺業者が多いんです。
LINE詐欺の認知について調査したところ、課題があることが明らかに!
当サイトでは、LINE詐欺の認知状況についてアンケート調査を行い、100人から回答を得ました。
回答結果はこちら。
このアンケート結果から、LINE詐欺に対する認識や対策の実施状況に課題があることが明らかになりました。
回答者の中には「LINE詐欺」という言葉自体は知っているものの、具体的な手口や被害内容については理解が浅い方が多い傾向が見受けられます。
たとえば、詐欺に使われるメッセージの例や、警告すべき特徴について具体的に把握していない回答が一定割合存在している可能性があります。
不審なメッセージを受け取った場合の対応としては、ブロックや無視、通報といった行動が多く選ばれている一方で、実際の被害に遭った場合の具体的な対処方法に関しては迷いや不安を持っている回答が目立ちます。
特に、どの相談先に連絡すべきか、あるいは初動でどの行動を取るべきかが明確でないことが問題点として挙げられます。
ママ活に関心を持つ若い男性の場合、公的機関の情報よりもネット上で目につく実例や噂に影響されやすい可能性があります。
信頼性の低い情報から、誤った判断をしてしまうリスクが高まりそうだと感じ取れました。
アンケートの詳しい回答結果はこちら
調査データファイルのスクショ
LINE詐欺アンケート結果(回答者:100人)
Q.あなたはLINE詐欺についてどの程度ご存知ですか? |
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Q.実際にLINE詐欺の被害を受けたことがありますか? |
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Q.詐欺被害防止のために意識している対策は何ですか? |
※複数回答
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Q.どのような情報があればLINE詐欺防止に役立つと思いますか? |
※複数回答
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LINE詐欺アンケートの任意コメント
オープンチャットの参加とか、VOOMに入ってくる広告をむやみにタップしないこと、自分で調べた結果で、広告でないものだけ確認すること |
普通に考えたら、おいしい話なら人には教えないと思いますが、あなただけみたいに誘ってくることがあり、その辺に特に注意しています。 |
なりすましや投資詐欺など、手口は巧妙なため、自分自身での注意が必要なのはもちろん、厳罰化を希望したいです。 |
アンケートからわかるLINE交換での心がけ
現代のママ活では、LINEでのやり取りが活発であり、経済的支援や愛情を求める中で、巧妙な詐欺被害のリスクも潜んでいます。
アンケート結果によれば、「実際に詐欺被害を受けた」と回答したのは全体の2%にとどまっていますが、これは単に被害件数が少ないというより、利用者の多くがリスクに気づかず無防備な状態である可能性を示唆しています。
詐欺師は、本物のママ(女性)を装い、前払い要求や急な連絡先交換、そして過度な親密さを強調して信頼を得ようとする傾向があるため、魅力的な条件提示に心を奪われがちな若い男性は、知らずに重大な被害に巻き込まれる恐れがあります。
不審なメッセージを受けた際は、まず公式サイトや信頼性の高い口コミ情報など、第三者による客観的な情報を確認し、個人情報や金銭のやりとりに対しては慎重な判断をすることが重要です。
また、相手のプロフィールや、ママ活アプリでの過去の実績、あればSNSなど複数の情報源で裏付けるなどの自己防衛策が必要です。
万が一トラブルが発生した場合には、速やかに証拠を確保した上で、警察や消費生活センター、専門家へ相談しましょう。
ママ活でLINEを安全に使うための対策
詐欺などの危険度が高いLINEですが、無料でやり取りが出来るのはやはり魅力的。
そこでママ活でLINEを安全に使うための注意点を紹介します。
使い方に気をつければ、トラブルを避けられるから安心です。
送られてきたURLは無視をする
LINEのメッセージで、URLが送られてきても無視をしてください。
ママ活が便利になるとか、儲かる情報が載っているなどとURLが送られてきます。
もちろん全てウソなので、信じて開かないこと。
他サイトへの誘導はクリックしても後悔するだけです。
リンク先が悪質サイトで、高額な利用料を請求される可能性があります。
メッセージを無視するだけで、それ以上の被害を防げるから安全です。
必要以上の個人情報は教えない
LINEでは、必要以上の個人情報を教えないように注意してください。
ママ活では顔合せもあるので、実は事前のやり取りでは細かい個人情報は必要ないんです。
性格や趣味などを確認する程度なので、住所を教える必要はありません。
個人情報を聞いてくるのは、最初から騙そうとしているニセモノです。
本物のママ活女性なら、自分も聞かれたくないから、やり取りは最低限になります。
安全のためにも本当に信頼できるまでは、聞かれても個人情報は教えないことが大切です。
ママ活を募集しているLINEグループには入らない
このようなLINEグループは、実際には詐欺やぼったくりの温床となっている場合が多く、無防備に参加すると高額な紹介料やキャリア決済を通じた不正な請求を受けるリスクがあります。
また、LINEグループ内でのやり取りは匿名性が高いため、トラブルが発生しても簡単には解決できません。
特に、金銭的な取引や個人情報の共有は絶対に避け、信用できる関係以外での交流には十分な注意が必要です。
会ったこともないママにはLINE IDを教えない
軽率にLINE IDを教えることは非常に危険です。
最近では、SNSや出会い系アプリを通じて接触してくる詐欺師が増加しています。
業者は「ママ」を装い、信頼を得た後にLINEで個人情報を収集し、金銭を狙った詐欺や、さらなるトラブルに巻き込むことを目的としています。
LINE IDが知られると、詐欺行為に利用されるリスクが高まり、不正な請求や個人情報の漏洩に繋がることもあるので注意してください。
安全のため、見知らぬ相手には慎重に対応しましょう。
LINE ID交換掲示板などは使わない
このような掲示板は、不特定多数の人々が簡単にアクセスできるため、詐欺師や悪質な業者が潜んでいる可能性が高いです。
特にLINE IDを交換した後に、出会い系詐欺やぼったくりの被害に巻き込まれるリスクが大きくなります。
相手の素性を確認する手段が限られているため、信頼できる相手以外との連絡先交換は避けるべきです。
スマホ2台持ちすると安全
普段使っているスマホのLINE IDを詐欺業者に知られてしまうと、トラブルに巻き込まれるリスクが非常に高くなります。
いくらブロックしても、次々に怪しい連絡が届いてしまいます。
そこで、ママ活専用のスマホを別で用意して、2台持ちをお勧めします。
この2台目のスマホでママ活用LINEアカウントを作って、活動するわけです。
もしトラブルが発生しても、ママ活用LINEのアカウントごと削除しちゃえばOK!
最近ではpovo2.0のような格安スマホキャリアが増えているため、専用スマホを持っても維持費はあまりかかりません。
また、スマホを2台に分けることで、誤送信のリスクも防げます。
ママ活相手へのメッセージを、家族や友人、会社の人へ誤爆してしまうと、とても気まずい思いをすることになるでしょう。
詐欺被害を防ぐだけでなく、日常の交友関係を守るためにも、ママ活専用のスマホを用意することをおすすめします。
安全対策への投資としてご検討ください。
ママ活で安全にLINE交換をするタイミング
ママ活で早めにLINE交換をするのは、詐欺業者が多いので危険です。
そこで、どのタイミングでLINE交換をすれば安全なのか解説します。
安全なママ活には、費用を抑えたくても、しっかりとタイミングを見極めることが大切です。
LINE交換は初回デートまで待つ
LINE交換のタイミングは、初回デートまで待つのが安全です。
早い段階でLINE交換を行うと、騙されて後悔する可能性が高いので注意してください。
実際に会えば、本物か詐欺業者か見極めるのも簡単です。
初回デートと言っても顔合せなので、ホテルに行く可能性はほぼありません。
会ってすぐにホテルに誘われたら、美人局や援デリ業者のなりすましです。
情報収集が目的の業者は、LINE交換をしても実際に会えません。
デート前はまだ、詐欺業者の可能性が残っています。
面倒でも連絡は、ママ活アプリやフリーアドレスが安全です。
早めに聞かれたら信頼できるかで判断
早めにママの方から、
- お金がかからない
- 手軽に連絡できる
- 使い慣れている
などの理由で、LINEを聞かれるかもこともあります。
交換をするかは、信頼できるかで判断すること。
まだ微妙なら、他の連絡方法をお願いしてください。
「待ち合わせで行き違いにならないように」などの理由でLINE交換に誘われると自然な流れに思えますが、情報収集が目的だと教えた途端に音信不通になります。
何度も脅迫を受ける可能性が残り、とても危険な状況になります。
信頼できると断定できない限り、会う前にLINE交換はしないようにしてください。
もしLINE詐欺の被害に遭ったら、どこに相談すれば良い?
詐欺被害にあった場合、まずは信頼できる窓口へ連絡することが大切です。
ここからは、具体的な相談方法や通報手順、被害拡大を防ぐための対策について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
警察や消費生活センター
もしLINE詐欺に遭ってしまったら、まずは警察のサイバー犯罪相談窓口や消費生活センターに連絡しましょう。
たとえば、警視庁のサイバー相談窓口では、匿名での相談も可能な「警察相談専用電話(#9110)」が用意されています。
被害内容を丁寧に聞いて、今後の手続きや被害拡大防止のアドバイスをしてくれます。
また、消費生活センターでは被害状況に合わせた適切な助言を受けることができます。
具体的には、相手からのメッセージのスクショや、金銭を送金した履歴など、証拠となる情報を保存しておくと、相談時に非常に役立ちます。
初心者でも相談できる環境が整っているため、一人で悩まず早めに連絡することが重要です。
LINEの通報機能を使いましょう
LINE公式の通報機能を利用すれば、詐欺アカウントに対して適切に対処してもらうことが期待できます。
たとえば、不審なトークや迷惑なメッセージが届いた場合、チャットルーム内のオプションメニューから「通報」を選ぶと、簡単に不正アカウントの情報を送信できます。
参考:迷惑なトーク・人を通報する
https://guide.line.me/ja/security/report-chatroom.html
LINEが提供するサポートページでは、具体的な通報方法や必要な情報の記載方法が詳しく説明されているので、手順に沿って進めると安心です。
不正通報の際は、送金記録ややり取りの内容など、証拠となる情報も一緒に報告すると効果的です。
例えば、初めて通報する場合は、公式ページの説明を参照しながら操作することで、初心者でも正確に手続きを行うことができます。
弁護士への相談
LINE詐欺で金銭的な損害が出てしまった場合は、弁護士に相談するのも効果的です。
特に、相手が分かっているケースや被害金額が大きい場合には、法的手続きで被害を回復することも可能です。
弁護士なら、証拠集めの方法や、相手への請求手続きを手助けしてくれます。
料金は法律事務所によって異なりますが、初回の相談料は30分〜1時間あたり5,000円〜1万円程度が相場です。
最近では無料相談を行う事務所もあるため、何もしないでいるより、まずは問い合わせてみましょう。
これまで弁護士とのかかわりがない人は、ハードルが高いと感じると思いますが、親身に対応してくれるため安心できます。
詐欺師に一泡吹かせたい場合は、弁護士が一番有効です。
ママ活LINE交換でよくある質問Q&A
- ママ活のLINE詐欺では、どんな手口が多いですか?
- LINE上で最初は普通の会話を装い、信用させた後、「安心して会うため」と称して高額な保証金や入会金などを求めたり、不審な外部サイトに誘導し課金させたりする手口が主流です。
- LINE IDを詐欺グループに知られたら、どんなリスクがありますか?
- 詐欺グループがあなたのLINE IDを把握すると、個人情報漏洩や、さらに他の詐欺業者に情報が売買され、継続的に詐欺のターゲットにされる恐れがあります。
- 「安全な取引をするために第三者機関に預ける保証金が必要」と言われましたが、本当に必要でしょうか?
- 必要ありません。
これは非常によくある詐欺手法です。
例えば「保証金を一旦第三者機関に預ければ安全」と言われても、実際には第三者機関そのものが存在しない詐欺です。
このような要求をされたら、すぐに相手との連絡を絶ちましょう。 - 詐欺だと気づいたら、すぐにブロックしても安全ですか?
- 基本的にはすぐにブロックして問題ありません。ただし、後で警察に通報する可能性がある場合は、LINEのトーク画面のスクリーンショットを保存してからブロックしましょう。
- もしLINE詐欺の被害に遭ったら、どこに相談すれば良いですか?
- まずは警察のサイバー犯罪相談窓口や消費生活センターに連絡しましょう。
警視庁
https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html
例えば、「警察相談専用電話(#9110)」は匿名でも相談可能ですので、まずはこちらを利用しましょう。
消費生活センター
https://www.kokusen.go.jp/map/
LINEの公式窓口に詐欺アカウントの通報を行うことも効果的です。
迷惑なトーク・人を通報する
https://guide.line.me/ja/security/report-chatroom.html
まとめ:LINEは手軽で便利だけど、詐欺もあると心得よう
ここまでママ活でLINEを使う意味があるのか、安全なLINE交換のタイミングなどを解説してきました。
結論から言えば、LINEはママ活に必須ではありません。
ママ活アプリのメッセージ機能だけで充分活動できますし、安全性が高いです。
ママ活とLINEの重要ポイントをまとめるとこのようになります。
今回のポイント
- LINEを使った詐欺の手口はたくさんある
- 早めにLINE交換を求めるのは詐欺業者
- ママ活にLINEを使うならスマホ2台持ちが安全
- 自分からLINE交換を言い出す必要は無い
そもそもLINE単独では、ママ活は成功できません。
LINE ID掲示板を使っても、詐欺業者ばかりなので注意してください。
お互いに素性が分からない状態では、詐欺に遭う可能性が高く慎重になる必要があります。
安全にママ活を成功させるなら、ママ活アプリとフリーアドレスの利用がおすすめです。
どうしてもLINE交換をしたいなら、数回デートをして信頼関係ができてからにするか、メインと分けた別スマホを使うかにしてください。